◆RSウィルス感染症

 

 春や秋の季節の変わり目になると小児科の外来は保育園に行っている小さい子の鼻や咳の子でにぎわってきます。その中にはRSウィルス感染症の子が結構いるようです。症状は個人差があり、大きい子は普通の鼻水や咳であることが多く「花粉のアレルギーじゃないかしら?」と思って連れてくる親御さんもいます。またもともと喘息がある子はこの感染症にかかると発作をおこすことがあります。乳児期では始めは「鼻つまりで苦しそうなんですけど、、。」と言って赤ちゃんを連れてきます。聴診してみると少しぜーぜーしています。「吸入を明日もするので来て下さい。」といって様子をみていると、夜からどんどん呼吸の状態が悪化して夜間に緊急入院が必要になったこともあります。
いずれにしろ小さい子やもともと気管が敏感な子は注意が必要です。ウィルス感染による症状は一週間ほどで次第に症状は軽快していきますが、気管の粘膜が荒れて気道の過敏性が遷延することが多いようです。そうすると集団保育をしている子はちょっとした風邪でその後も咳や喘鳴がおきやすくなったり、中耳炎が合併しやすくなったりします。かかりつけの先生に耳や鼻、気管の状態を確認してもらう必要があります。