◆突発性発疹症

 

 子どもが成長する過程でこの病気に罹らないことはないとされるほどありふれた病気ではありますが、ご両親にとっては心配され、小児科医にとっては頭を悩ませる病気の一つです。
 生後6ヶ月ごろから1歳台の子どもが急に高い熱がでて、3日間ほど続きます。38度台程度ではなく、40度を越えます。生まれてはじめての熱であるお子様も多く、ご両親は大変心配します。急峻な熱の上昇は時には熱性痙攣を併発します。純粋な突発性発疹症であれば、鼻や咳はありませんが、最近は保育園に行っている子が多くその前から鼻や咳がある子があり、病状を複雑にしています。
 病気そのものは心配なく多くの子は、熱の割にはしっかりとしていて3日間の熱のあとに全身の発疹が出現することで病状の回復し、同時に診断が確定します。この病気は解熱し、発疹が出るまでは我々は突発性発疹である可能性が高いとしか言えないのです。多くの子の場合はそれらしいところを感じ、経過を診ていくことになりますが、時には判断に迷うこともあり血液の検査をして診断の可能性を上げていくことになります。そして肺炎や中耳炎、尿路感染症、川崎病などの病気を除外して慎重に経過を診ていきます。