◆吐き気が強い胃腸炎

 

 おむつをしているような小さな子の集団保育の場では、吐いていたり下痢したりするような子が一人でもいるとあっという間にたくさんの子に伝染します。どうしてもこのくらいの子はなんでもさわって、その手を口にいれるからです。また立てない子は、手を床につけているので嘔吐物や排せつ物に触れる機会が多いのです。子どもが吐き始めると脱水を心配して、お母さんはすぐに水分をとらせようとします。しかし受けつけないことが多く、また吐いてさらに状態は悪化します。
 まず吐いた後3時間くらいは何も飲ませたり食べさせたりしないことです。だいたいの胃腸炎は3時間くらいたてば、少し吐き気がおさまります。そうしたら、ティスプーンか離乳食のスプーンで一杯だけ暖かいスープを口に含ませてあげましょう。5分位したら同じようにして5分おきに2時間ほど続けます。欲しがらなければ無理にやる必要はありません。6時間ほどすれば、哺乳瓶で50~100ml程度であれば飲めるようになります。大切なのは、吐いた直後に哺乳瓶などで一気に飲ませることをしないことです。吐くのが続くと、かえって体力を消耗して脱水を増長させます。吐いたら飲むな、飲ませるなを守ってください。