◆毛虫かぶれ

 

 四歳の女の子が、両腕と右太ももに赤い発疹が出てきたとのことで病院に連れてこられました。「みずぼうそうでしょうか。」でも胸や背中には、何も出ていませんし、発疹も手足全体ではなく、一部に集中しています。「木の下か、草むらに行きませんでしたか。」と尋ねると、昨日庭で枝を切っていたとき、そのそばで遊んでいたとのこと。毛虫かぶれとわかりました。
 つゆにはいったころから、蒸し暑くなると毛虫かぶれの子が時々います。熱や鼻のようなかぜの症状はなく、発疹は一部に集中しており、そこから体の別な部分にさわったようにパラパラと散らばっているのが特徴です。これは、毛虫の毒毛で皮膚がかぶれたのですから、直接毛虫をさわっていなくても、毛虫がついていた葉や洗濯物に残っている毛に触れてもおこります。そのときは何ともなくても、数時間から半日ぐらいたってから発疹が増えるので、お母さんたちは毛虫かぶれとは気づかないようです。毛虫がいるようなところのそばにいったあと、発疹がでたら、広がらないようにシャワーなどで毛虫の毒毛をよく洗い落としましょう。そして病院にいって、痒みや炎症を抑える軟膏をもらって広がらないようにしてください。