◆解熱剤の使い方

 

 熱は生体の防御反応ではありますが、熱で苦しんでいる子どもを前にしては、どうしようか不安になられることでしょう。その時役に立つてくれる解熱剤の使い方について説明いたします。 まず、理解してもらいたいことは、解熱剤は熱を下げるだけで、病気を治す薬ではないということです。子どもの場合、副作用が問題となり、使える薬が限られています。
 こどもは、おとなと違って熱には強く、38℃以上でもケロッとしていることがあります。私たちも、熱があっても仕事が普段どうりに出来れば、解熱剤は使わないはずです。こどもが、ある程度元気なら、熱の高さ(体温計の数字)だけでは、解熱剤を、使う必要はありません。熱が、こどもに悪影響を与えている場合(元気がない、グズッて寝つけないなど)に、発熱による悪影響をとることを目的で使うべきです。それでも熱が心配というお母さんは、多くの病院では38.5℃以上を目安として使うようにと指導しているようです。日中、手をかけられ充分な観察ができれば、解熱剤の必要はあまりなく、むしろ夜は子どもを安眠させるため(充分な睡眠は病気の改善に役立ちます)、疲れているお母さんが休めるため(お母さんが波れて倒れると、こどもにとってこれ以上大変なことはありません)、という使い方があります。