あらいこどもクリニック|青森県弘前市城東中央にある小児科眼科クリニック

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眼科クリニック

〒036-8093
青森県弘前市城東中央4丁目2-8
TEL.0172-27-2233
 

糖尿病性網膜症

糖尿病網膜症とは

 

糖尿病に伴う眼の変化のことを糖尿病網膜症といいます。糖尿病にはたくさんの合併症がありますが、その中の3大合併症である糖尿病腎症、糖尿病神経症、糖尿病網膜症の1つとして有名です。眼科では中途失明すなわち人生の途中で失明する病気の第1位として重大な疾患です。人生の途中で失明すると、それはもう大変です。

糖尿病性網膜症

 

網膜の役割

 

網膜は、眼球の奥にある膜で、物をみるための細胞と毛細血管がたくさん集まっています。光は、角膜、瞳孔、水晶体を通って網膜上にピントがあうように集められ、網膜の細胞で電気信号に変換され、その後ろの視神経を通って脳で明るさ暗さや色、形を感じます。
糖尿病患者の血液は糖分を多く含み、流れが悪くなり、網膜の毛細血管をつまらせたり、血管の壁に負担をかけます。そのために網膜に酸素や栄養が不足し、眼底出血や硝子体出血などの網膜症になります。

眼のレンズがくもる白内障には人工レンズの移植、角膜の濁りには角膜移植がありますが、網膜は移殖、交換することがまだできない眼の中の大切な場所とということになります。

糖尿病性網膜症

 

網膜症の症状

 

網膜症は、徐々に進行し、単純、前増殖、増殖の3段階に分類されます。
初期の単純型の段階では、患者さんに自覚症状はあらわれません。このため、眼科を受診しないケースが少なくありません。たからといって放置していると、ある日突然眼の前がまっくらになったといって病院に駆け込み、すでに進行した増殖網膜症の硝子体出血や網膜剥離と診断されることもあります。毎年3000人もの人が糖尿病網膜症で失明しています。

 

糖尿病性網膜症

 

糖尿病網膜症の検査

 

網膜は瞳を通して直接見ることができますので、そこに糖尿病網膜症があるかは眼科にこられればわかります。

(モデルは青森テレビ テレビ診察室の千葉美佳さんにお願いしました。)

糖尿病性網膜症

 

検査についての解説

 

精密眼底検査では、眼底を詳しく観察するために散瞳薬という瞳をひろげる目薬をさいてから行う検査です。散瞳後は眼のなかにはいる光の量が多くなるので、薬が効いている数時間はたいへんまぶしさが続きます。精密眼底検査を受ける日は車を運転しての通院は控えるようにしましょう。

糖尿病性網膜症

 

実際の眼底写真

 

正常な眼底です。綺麗な動脈、静脈、黄色み帯びた網膜の細胞があります。


単純型網膜症は、小さな出血や毛細血管が瘤のように腫れる毛細血管瘤、血液中の成分がしみだした硬性白斑が現れますが、全く自覚症状はありません。


前増殖型網膜症は、血管の一部がつまってきた段階です。血流が悪い部分が白いシミのように見える軟性白斑、血流が全く途絶えてしまった血管閉塞、血管からしみでた成分が網膜に溜まる網膜浮腫がおきてきます。自覚症状はありませんが、病巣が網膜の中心である黄斑に出現すると視力低下がおきます。


増殖網膜症は、網膜の虚血部分に新生血管がのび、増殖膜がのびてくる段階です。
新生血管はたいへんもろいため、硝子体出血をおこし、増殖膜は網膜をひっぱり網膜剥離をひきおこす重症な段階です。

糖尿病性網膜症

 

網膜症の治療

 

単純網膜症は、内科的なコントロールが第一となります。眼科では網膜の悪化がないか定期検診をうけましょう。グリコヘモグロビンA1cが7%以下がまず目標です。
増殖網膜症まで進行していますとレーザー治療はむずかしく、硝子体手術と呼ばれる手術が必要となります。専門の病院を紹介してもらいましょう。硝子体出血や網膜剥離は治りますが、100%の視力回復はむずかしいのが現状です。

前増殖網膜症は、眼底出血による網膜の進行を抑え、新生血管の発生を防ぐため、レーザー光凝固術を行います。この時期はまだ視力障害が軽度のことが多いので、時期を逃さないことが治療のポイントとなります。レーザー治療は外来でできますしかし視力がすでに低下している場合は、その時点での視力の維持のために行われます。

糖尿病性網膜症

 

硝子体手術とは

 

網膜症の手術のことです。
網膜からのびてきている悪い増殖組織を除去したり、網膜に隣接する出血や増殖組織が混在した硝子体を取り除きく手術です。実際には3本の極ほ細い機器を眼球にさしこみ治療します。

糖尿病性網膜症

 

網膜症の予防

 

網膜症の予防は血糖コントロールが基本です。健康的な生活をするためには自己管理が大切です。網膜症が進行して視力が低下してから、血糖を良くしてもなかなか網膜症の治療はうまくいきません。

食事のバランスやカロリーを心がけましょう。
内科医師の指導により適切な運動をしましょう。
心身ともにリラックスしましょう。
お酒とタバコは努めて控えめにしましょう。
お忙しくても、内科、眼科の検査を受けましょう。

糖尿病性網膜症